走行距離が短い車
私は自動車の整備士をやっているのですが、その時に見た珍しいクルマについて話します。走行距離がとても短い車です。
その車が車検に入ってきました。そして走行距離を確認したところなんと800キロメートルだったのです。新車を購入して3年です。それで走行距離が800キロというのはあまりにも短いですよね。通常であれば、3万キロぐらい走っている車が多いです。
ではその車を点検したところどうだったかと言うと、もちろん、全く不具合が見つかりません。敢えて言うならば、バッテリーが少し弱っていたということぐらいでしょう。しかし、最近バッテリーの性能が上がってきたのか、直ちに交換というほど弱っていたわけではありません。
エンジンオイルも点検しますが、まるで新品のような透明さです。まぁ、エンジンオイルは、見ただけの汚れではなく、何ヶ月も経っていれば、だんだん添加剤が少なくなってきて性能が低下するものですが、それにしても点検で入ってきた車のエンジンオイルが、ほとんど透明というのはびっくりですね。
しかし、3年間でこれだけしか走らないと言うのは、一体どういう乗り方をしているんでしょうかね。車なんて必要がないような気もしますね。何しろ車は維持費がたくさんかかるわけですから、これしか乗らないようだったらバスや電車に切り替えただけで、相当なお金が吹くような気がするのですが(笑)車売るならどこがいいのか紹介したいくらいです。